この記事ではSMSを利用して動画送信をする方法について解説しています。実はSMSは便利な一方で送信できる動画の形式には制限があるので注意が必要です。どういった場合で送れるのか?注意点は何かを詳細解説していますので、ぜひご参考ください。
SMSで動画を送る方法とは?
SMSで動画を送る方法には大きく2通りあります。
一般的に、SMSはテキストメッセージを送受信するためのサービスですが、一部の機種やネットワークでは動画の送信も可能です。これは携帯電話間同士でメッセージングを行う場合を指します。
また、昨今ではA2P方式と呼ばれ、企業から顧客や個人に対して一斉配信が出来るSMS送信サービスがあります。これを活用して顧客や個人に対して、SMSを通じて動画を送信することもできます。この記事では、SMSで動画を送る具体的な方法や注意点について解説します。
SMSで動画を送る基本的な流れ
SMSで動画を送る基本的な手順は以下の通りです。
- 動画を選択する
- 送信したい動画ファイルを選択します。通常、スマートフォンのメッセージングアプリやメディアギャラリーから選択できます。A2P方式の場合は、指定のアップロード箇所に動画をアップロードする必要があります。
- メッセージを作成する
- 選択した動画ファイルを含むメッセージを作成します。一部のメッセージングアプリでは、動画ファイルを添付してメッセージを作成することができます。A2P方式の場合は、SMS配信事業者が提供する管理画面に直接メッセージを入力しましょう。また、サービスによってはテンプレート機能もありますので活用してみるのも良いでしょう。
- 送信先を指定する
- メッセージの送信先を指定します。通常は、受信者の電話番号を入力するか、連絡先リストから選択します。これはA2P方式の場合も同様です。
- メッセージを送信する
- メッセージを送信します。送信された動画は、受信者の端末に届きます。A2P方式の場合は”添付”という概念がないため、動画ファイルが指定のサーバーに格納され、自動的に発行される独自のURLとなって受信者の手元に届きます。
SMSを利用して動画ファイルを送信する手法
SMSを利用して動画ファイルを送信する方法にはいくつかの方法があります。
- メッセージングアプリ
- スマートフォンのメッセージングアプリを使用して、動画ファイルを添付してメッセージを送信します。一部のメッセージングアプリでは、大きなファイルの送信や複数の形式に対応しています。
- マルチメディアメッセージングサービス(MMS)
- MMSを使用して動画を送信することもできます。MMSは、SMSよりも大容量のメディアファイルを送信できるため、動画の送信に適しています。
- クラウドストレージリンク
- 動画ファイルをクラウドストレージにアップロードし、そのリンクをSMSで送信する方法もあります。受信者はリンクをクリックして動画を視聴することができます。
- SMS配信事業者が提供するSMS送信サービス
- これはA2P方式のため、企業限定となります。SMS配信サービスの管理画面から送信したい動画ファイルを送信し、URLとなって動画ファイルを送信する方法です。
SMSで送信可能な動画の制限や対応形式について
SMSで送信可能な動画の制限や対応形式には以下のようなものがあります。
- ファイルサイズの制限
- 一般的に、SMSで送信できる動画のファイルサイズには制限があります。大きなファイルを送信する場合は、MMSやクラウドストレージリンクを検討する必要があります。A2P方式では、SMS送信サービスによって上限が設けられていることが多いため注意しましょう。
- 動画形式の制限
- SMSで送信できる動画の形式には制限があります。一般的な形式としてはMP4や3GPが利用されますが、機種やネットワークによって異なる場合があります。逆にA2P方式の場合は、ファイル形式に制限がないことが多いため、ほとんどの動画ファイルが送信できると考えてよいでしょう。
- 画質の制限
- SMSで送信される動画の画質は、通常のメッセージングアプリよりも低くなる場合があります。高画質の動画を送信したい場合は、他の方法を検討する必要があります。
SMSで動画を送る際には以下のような注意点があります。
- 送信先の制限
- 一部のネットワークや国では、SMSで動画を送信する機能が制限されている場合があります。送信先がそのようなネットワークや国にある場合は、別の方法を検討する必要があります。
- データ料金の注意
- SMSで動画を送信する際には、通信料金が発生する場合があります。動画のサイズや通信プランによっては、追加料金が発生する可能性があります。送信前に通信料金について確認し、適切なプランを選択しましょう。
- 受信者の機種や環境
- 受信者の携帯電話の機種やメッセージングアプリのバージョンによって、動画の再生ができない場合があります。送信する前に、受信者の機種や環境について確認し、適切な形式や方法で動画を送信するようにしましょう。
これらの注意点を考慮しながら、SMSで動画を送信する際には、受信者が動画を受け取り、再生できるように配慮することが重要です。また、動画の内容や目的に応じて、最適な送信方法を選択しましょう。
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プライバシーやセキュリティへの配慮
個人情報や機密データの送信を避けるための注意点
SMSで動画を送る際には、個人情報や機密データを含む動画を送信しないように注意する必要があります。以下のポイントに留意しましょう。
- 個人情報の含まれる動画を避ける
- 動画には、顔や住所、電話番号などの個人情報が映っていないことを確認しましょう。他人の個人情報を含む動画を送信することは、プライバシー侵害に繋がる可能性があります。
- 機密データを含まない
- 会社の業務上の機密情報や顧客情報など、機密性の高いデータを含む動画を送信しないようにしましょう。万が一、機密情報を含む動画が漏洩した場合、企業や個人に重大な被害をもたらす可能性があります。
- 送信先の確認
- 動画を送信する際には、送信先の電話番号を正確に入力しましょう。誤って他人に動画を送信してしまうと、プライバシーの侵害や誤解を招く可能性があります。送信先を確認する際には、一度以上電話番号を確認することをお勧めします。
A2P方式の場合、SMS送信サービスによっては、送信時に上長へ承認を求める機能であったり、そもそもファイルを送信できないように制限する機能もありますので、詳しくはSMS FourSまでお問合せください。
安全な送信方法や暗号化オプションの検討
動画を安全に送信するためには、以下の方法やオプションを検討することが重要です。
- パスワード保護
- 動画を送信する際には、パスワード保護オプションを利用することで、不正アクセスを防ぐことができます。送信者と受信者が事前に共有したパスワードを入力することで、動画を閲覧できるようになります。
- 暗号化
- 動画ファイルを送信する際には、暗号化技術を利用することで、第三者からの盗聴や不正アクセスを防ぐことができます。一部のメッセージングアプリやオンラインサービスでは、データの暗号化機能が提供されていますので、セキュリティを強化するために活用しましょう。
- 信頼できるアプリの利用
- 動画を送信する際には、信頼できるメッセージングアプリやオンラインサービスを利用することが重要です。セキュリティ対策がしっかりしているアプリを選択し、安全に動画を送信しましょう。
これらの注意点や安全対策を遵守することで、SMSを使用した動画送信時のプライバシーやセキュリティを確保することができます。
まとめ
SMSで動画を送る方法は簡単ですが、注意が必要です。実際の送信手順や動画の対応形式について知り、送信先の制限やデータ料金にも配慮することが重要です。さらに、個人情報や機密データが含まれていないか、安全な送信方法や暗号化オプションを検討し、信頼できるアプリを使用することで、プライバシーやセキュリティを確保できます。
以上のポイントを心に留めて、安全な方法で動画を送信しましょう!