【法人担当者向け】SMSの配信にかかるコストは?料金体系を詳しく解説

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SMSはビジネスのコミュニケーションやマーケティングに欠かせない手法となっていますが、その料金体系について「わかりづらい」と感じる方も多いようです。

特に、送信量が増えるほどコスト管理が重要になるため、具体的な料金の仕組みや、どのように最適なプランを選べばいいのかをしっかり把握しておく必要があります。

この記事では、料金体系の基本から、具体的なサービス比較やコスト削減の実践的な方法まで、初心者から実務担当者まで役立つ内容を解説します。

目次

SMSの料金体系の仕組みとは?

SMSの料金体系は大きく分けて「従量課金制」と「定額制」に分類されます。それぞれの特徴を理解し、自社やその業務に合ったプランを選ぶことが重要です。

従量課金制

従量課金制では、送信したSMSの通数に応じて料金が発生します。このモデルは、送信量が少ない企業や、シーズンごとに需要が変動する場合に適しています。たとえば、キャンペーンやイベント時に一時的に送信量が増える企業では、無駄な固定費を抑えられる点がメリットです。

  • 国内SMSの相場:1通あたり8円~15円程度
  • 国際SMSの相場:1通あたり10円~70円程度(送信国によって変動)

定額制

定額制は、毎月一定の料金で一定数のSMSを送信できるプランです。定期的に大量のSMSを送信する企業、例えば会員向けのリマインダー通知やトランザクションメッセージ(注文確認、OTPなど)を大量配信する企業に適しています。

  • プラン例
    1. 月額1,000円で125通まで送信可能
    2. 月額7,000円で1,000通まで送信可能

注意点

国際SMSを送信するときは、国によって申請や審査、月額固定料金が発生する場合があります。また、国によっては情勢でSMS自体が送信できない場合もありますので、詳しくはSMS配信サービス(アグリゲーター)にお問い合わせください。

SMS料金を決める4つの要素

SMS料金は単に送信単価だけでなく、さまざまな要素が絡み合って決まります。具体的な要素を以下に整理しました。

1. 配信先(国内 vs 国際)

国内SMSと国際SMSでは料金に大きな差があります。国内ではキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)のネットワーク使用料が影響し、国際SMSでは送信先の国や地域ごとに料金が異なります。特に国際SMSは、送信先国が途上国である場合に料金が高くなる傾向があります。

2. 送信の種類

SMSには大きく分けて2種類の送信タイプがあります。

P2P(Person to Person)

主に個人間のメッセージ送信を指します。この場合、料金はキャリアごとの標準料金に準じます。
2024年時点での料金は以下のとおりです。



NTTドコモ:3円(税込3.3円)
au:3円(税込3.3円)
ソフトバンク:3円(税込3.3円)
楽天モバイル:3円(税込3.3円)


いずれも受信は無料です。

A2P(Application to Person)

ビジネス向けに自動化されたメッセージ送信のことです。例として、企業からの認証コード(OTP)やプロモーション通知が含まれます。この形式は送信ボリュームに応じたボリュームディスカウントが適用される場合があります。
料金例として以下があげられます。


SMS FourS:5.8円~(税込6.38円)
Twilio:18円~(税込19.8円)
Vonage:11.8円(税込13円)


P2Pと違い受信料金は別途発生するため、個別に問い合わせる必要があります。

3. ボリュームディスカウントの有無

大量送信を前提とした場合、1通あたりの料金が下がるボリュームディスカウントを活用するのが効果的です。一例として、月間10万通以上の送信を行う企業は、通常の送信単価の10~50%引きで契約できることがあります。

4. 使用するプラットフォームの違い

SMS配信サービスを選ぶ際、API連携や管理画面などの付加価値が料金に影響します。カスタマイズ性の高いプラットフォームは料金が高めになる一方、シンプルな使い方を提供するサービスはコストが低く抑えられています。

コスト削減のための実践的な3つのポイント

コストを抑えるには、ただ安いサービスを選ぶだけでなく、賢く使うことが大事です。例えば、配信リストを見直して、反応のないユーザーへの送信を減らすだけでも無駄なコストをカットできます。また、送信タイミングを工夫して開封率を高めるのも効果的です。

ある企業では、キャンペーン案内のSMSを朝の通勤時間帯に送ることで、開封率を通常の2倍近くに引き上げた例があります。これにより、無駄な送信数を抑え、結果的にコスト削減につなげました。

ボリュームディスカウントを積極的に活用するのもポイントです。特に、月間10万通以上を見込んでいる場合は、事前にサービス提供会社に交渉してみると良いでしょう。割引率が大幅にアップすることがあります。

まとめ:自社に合った料金体系を選ぼう

SMSの料金体系を正しく理解することで、ビジネスにおける無駄なコストを減らし、効率的に顧客とのコミュニケーションを図ることができます。

特に送信量が増えるほど、プラン選びやサービスの使い方が重要になります。今回の情報を参考に、自社に最適なサービスや料金体系を検討してみてください。効率よくコストを管理しつつ、SMSを最大限に活用していきましょう!

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この記事を書いた人

SMS FourS(エスエムエスフォース)というサービスを展開しているからこそ、お伝えができる最新の知見を基に皆様にお役立ち情報を発信いたします!

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